1杯のコーヒーでつながるチャンプルーな出会い 牧志「Cafe Parasol」

コレクティブ 外観

沖縄も秋めいてきて散歩するにもいい季節になってきました。今の時期はぜひ、HOTELステイの少し空いた時間に周辺を散策してみるのはいかがですか。

ホテルが国際通り沿いにあるのでそちらに目がいきがちですが、ホテルの裏側のエリア、牧志公設市場周辺もオススメ。那覇の定番観光地でもあり、さまざまな商店が集まり常に賑わうこの場所は、いわば那覇の下町。観光客はもちろん、地元の人も多く訪れる場所のため、気軽に触れ合えるローカルな沖縄を体感できるスポットです。

ホテルの裏側にあるのは牧志公設市場

第一牧志公設市場のはじまりは、戦後間もない頃に自然発生的に闇市が立ち、1950年にそれらを束ねた那覇市営の牧志公設市場として開設されました。建物は老朽化に伴い2023年にリニューアルオープン。以前と同様に一階の店舗で購入した海産物などの食材を二階の食堂で調理し食べることができる「持ち上げ」のサービスが人気の観光スポット。

ホテルの裏側にあるのは牧志公設市場

牧志公設市場を抜けるとアーケード街になっており、夏の暑い日差しや突然降ってくるスコールのような雨を守ってくれる買い物客にとってはありがたい存在。近年の商店街といえば、大型ショッピングセンターの影響でシャッター街のイメージがありますが、この近辺は個性的な個人商店が軒を連ね、活気に満ち溢れています。

ホテルの裏側にあるのは牧志公設市場
アーケード街のさらに路地を入ると今回オススメするコーヒー屋さんに近づいてきました。

ゆったりと流れるウチナータイムの中で、地元の人も観光客も、誰もが気軽に立ち寄れる場所

Cafe Parasol

場所は「パラソル通り」の近くにあることから名付けられた「Cafe Parasol」。わずか1.6坪の小さなスペースに6脚のイスがある。メニューはドリップコーヒーやカフェラテ、ビールにウイスキーに軽い軽食まである。わずか6席で間隔が狭くお客さん同士近くなるため自然と会話が生まれる不思議な空間となっている。

アイスカフェラテ
注文したアイスカフェラテ(黒糖仕立て)

元ホテルマンでベルボーイの経験があるマスターの棚原ジャンさん

棚原ジャンさん

県外で子育てを終えてリタイヤして戻ってきて始めたのがこちらのカフェ。旅人と地元の人をつなぐ場所であり人と人が交差するお店だと語るジャンさん。お話中も外国人の観光客などが立ち寄ったり、人の流れが絶えない場所となっている。周辺情報にも詳しいので、まずはこちらでコーヒーブレイクをしながら情報収集をしてお店巡りをするのもいいかもしれません。


4軒となりの同じくらいのスペースで営業しているメキシコからの直輸入雑貨(プロレスのマスクやハンドバッグなど)とオリジナルの手作りの小物を扱っているTOPEさんを紹介してもらいました。

Cafe Parasol
那覇市牧志3-3-1ガーブ川商店街内
営業時間:10時~15時30分
定休日:日曜日・月曜日